徳島県東部、藍住町の片隅に立つクスノキの巨樹である。
主幹は既に朽ち果て、大きな空洞がかつて存在したであろう主幹の大きさを物語っている。
もし主幹が存在したならば、幹周17〜8mクラスの日本でも最大クラスのクスであった可能性が大きそうである。
15年ほど前に初めて出会った際には、悲壮感漂う印象を受けたのであるが、2009年年末に見た際には、それほどの悲壮感はそこにはなく、柵できっちりと保護されて樹木医の手も入っているように見え、生き生きとして見えたのも事実。
樹勢も以前よりは回復傾向にも見えたことから、主幹を失ったダメージから脱し、新たな生長が始まったとでも言えるのかも知れない。
かつて鳥屋大クスあたりで耳にしたと思うのだが、鳥屋と矢上と○○の3本が三大クスと聞いた記憶がある。
三大クス・・・・多分徳島県の三大クスの事であると思われる。
そして○○に入るのは多分加茂の大クスと思われるが、残念ながら失念してしまった。
吉野川の広い氾濫原、そして流域面積内の川が作り出す肥沃な平地には、実に面白いクスノキが多い。まさにクスノキの楽園とでも言って良いであろう。
何度行っても新しい発見があるし、クスノキも陽気に温かく迎えてくれる。そんな気がしてならない。